COVID-19の影響により2020年10月の第3回MTFT講習会は1年間の延期となりました!
詳細は決まり次第お知らせします。

「1回でも必ず効果の出るMTFT(Manual Therapy & Functional Training)講習会 腰痛編」

第3回MTFT講習会のお知らせ


MTFT講習会のお知らせ
「次のような経験をしたことはありませんか?」

患者さんから痛いと言われると・・・
・何とかしたいけど、どうしたら良いかわからない
・なんとなく無視してしまう・・・(^^;)
・温熱療法を実施しているが、どうも一時的な効果しかないんじゃないかと思う
・「歳なんだからしょうがない・・」などと誤魔化(ごまか)してしまう
・「パフォーマンスを上げるのが仕事」だから痛みを我慢して運動してもらっている
 (本当は痛みを治してから運動してもらった方が効果があるとは思う)
・「痛みが確実に軽くできたらなあ!治せたらなあ!」と思ったことがある
→このような経験をした方は、ぜひとも徒手療法の講習会などを受けてみて下さい。
 リハビリのセラピストとして、痛みに手が出ないのは少し恥ずかしいことです。「ちょっと見てみましょう!」と言って、クリニカル・リーズニングを基に評価を進め、治療手技を実施するだけで患者様の満足度は大きく変わるものです。
 もちろんその結果、痛みが軽くなる、治るなら患者さんにとても喜ばれますし、仕事がもっと面白くなりますよ!

また徒手療法の講習会を受けたことはあるのだけれど・・・
・実際の患者さんを目の前にするとどうしたら良いかわからなくなる、混乱する
・習った徒手療法を実施したけどあまり効果を感じない。こんな程度かと思った
・実施したけど期待通りの効果もなく、そのうちに止めてしまった
・元々難しい技術だと思った。数回の講習会ではどうにもならないものだと思う
→上のような悩み、よくわかります。でも一度の講習会でも無駄にして欲しくない。それなりの効果が上げられるべきです。どうして効果が挙げられないのか?それは・・・
 これまでの講習会は評価と治療の技術だけを教えてそれでおしまいだからです。
 関節や筋肉の構造などは教えてもらえますが、人の運動システムの作動の性質や慢性痛の頑固な状態、そしてそれらを基にした治療方略を教えてもらうことはありません。
 これでは銃の扱い方だけを教えられて戦場へ送られるようなものです。戦うためには敵の情報(誰か?敵の数は?武器は?目的は?などなど)や場所と環境、天候、時間などの情報が必要ですよね。もちろん全てを知ることはできなくても少しでも情報があればなんとか戦略を立てることが可能になります。
 つまり逃げるか戦うか、どう逃げるかどう戦うかなどと考えることもできます。
 慢性痛もそうなのです。
 何しろ治療技術と評価技術は習いたてで未熟なのが当たり前です。つまりインストラクターと同じ治療方略をとっても良い反応は得られないのが普通です。では未熟な技術でどうやって結果を出すか?これは慢性痛や人の運動システムの性質を知っていると、いくつもの答えが出てきます。
 たとえば慢性痛は様々な要素の相互作用として起こり、安定した崩しにくい状態を作っているのです。だから慢性痛の安定した状態を崩すような治療方略を同時に学ぶことが有効なのです。
 


日時:2020年10月10-11日(土日)28日8:00-18:00 29日8:00-16:00
会場:広島県福山市引野町南1-6-45福山医療専門学校
会費:35,000円
対象:理学療法士・作業療法士    募集人員:20名
申し込みはメールにて
①氏名 ②職種 ③職場 ④10日懇親会への参加の有無
oyazin@outlook.jp 西尾幸敏まで
 
※徒手療法が全く初めてでも大丈夫!解剖・触診からアプローチまでとてもわかりやすく説明いたします。

講師紹介
講師 MatthiasSchulte 理学療法士(ドイツ)理学修士、統合マニュアル・セラピーMediABC認定インストラクター、国際PNF協会認定アドバンスインストラクター、頭蓋下顎障害コースインストラクター好きな日本食は「すし!焼き鳥!」、これまでに何度も来日している親日家です。
通訳 石井 篤  理学療法士、2000年3月カイザー基金リハビリテーションセンター卒後教育PNF6か月コース修了。2015年よりIPNFARベーシックコースインストラクター。2018年よりN.A.P.Rアシスタントなど

↓マティアス・シュルツ氏 宮島にて





CAMR Facebookに掲載された広告

2020年2月11日

MTFT 徒手療法講習会のお知らせ(その1)
「敵を知り、己を知れば100戦負けることはない」というのは兵法で有名な孫氏の言葉です。
 同様に「運動システムの作動と慢性痛の性質を知り、自分の技術レベルを知れば、初学者でも治療方略を工夫することで何とか効果を出すことができますよ」というのがこの講習会の目指すところです。
 痛み、特に慢性痛は様々な要素の相互作用から生じて、頑丈な(治りにくい)状態を作りだします。この頑丈な状態を崩すのは治療技術を習っただけでは無理です。
 従来の徒手療法の講習会の多くは、評価と治療の技術を教えてくれますが、それだけです。これではまるで銃の撃ち方だけを教わって戦場に送り出されるようなものです。敵の武器も人数も戦い方も教えてもらっていません。銃は持っていて撃ち方も知っているけど、戦い方がわからないのです。
 同様に運動システムの作動や慢性痛の性質を教えてもらわずに、治療技術だけを教わるのも同じです。初めて習う技術ですから未熟なのは当たり前です。だからインストラクターと同じ治療方略では効果が出るわけがないのです。それでも逃げ出すわけにはいきません!未熟な技術でも精一杯の効果を出すように工夫する必要があります。そのために必要なのが「治療方略」です。
 MTFTはドイツのマティアス・シュルツ氏考案の「マニュアル・セラピーで痛みを改善しながら、同時に痛みの起きないように機能的なトレーニングも行うことによって、その相乗効果によって痛みとパフォーマンスの改善に共に効果のある徒手手技の体系」です。実はこのような異種の徒手療法の組み合わせは、慢性痛の頑丈な状態を崩すのに効果的な方略なのです。つまりMTFTは治療方略を伴った治療技術なのです。
 今回の講習会では、MTFTの技術と同時に、慢性痛の治りにくい状態をどのように崩していくかというCAMRの「治療方略」も講義で学んでいきます。同時通訳も付いてとてもわかりやすいですよ!

MTFT講習会の詳細
 今回、ドイツよりマティアス・シュルツ氏を招いて「1回でも必ず効果の出るMTFT(Manual Therapy & Functional Training)講習会 腰痛編」を開きます。初めての人から経験者まで必ず役に立ちます!ドンドンご参加下さい!!
テーマ:腰痛に対する治療技術と治療方略
日時:2020年10月10-11日(土日)28日8:00-18:00 29日8:00-16:00
会場:広島県福山市引野町南1-6-45福山医療専門学校
会費:35,000円
対象:理学療法士・作業療法士    募集人員:20名
申し込みはメールにて
①氏名 ②職種 ③職場 ④10日夜懇親会(7時より。5000円程度)への参加の有無
oyazin@outlook.jp 西尾幸敏まで
詳細はCAMRホームページ  http://rehacamr.sakura.ne.jp/index.html にも!

講師: MatthiasSchulte(理学療法士、理学修士、統合マニュアル・セラピー、MediABC認定インストラクター、国際PNF協会認定アドバンスインストラクター、頭蓋下顎障害コースインストラクター)
通訳: 石井 篤 (理学療法士、2000年3月カイザー基金リハビリテーションセンター卒後教育PNF6か月コース修了。2015年よりIPNFARベーシックコースインストラクター。2018年よりN.A.P.Rアシスタントなど)




2020年2月25日

「1回でも必ず効果の出るMTFT(Manual Therapy & Functional Training)講習会 腰痛編」
 どんなに優れたインストラクターが指導しても徒手療法受講生の技術習得レベルはばらつくものです。誰だって得手不得手があり、そして徒手療法技術の習得は難しく、個人差が生まれるのは当然なのです。
 上手く技術習得できた人もできない人も受講後初めての臨床で良い結果を経験するかもしれません。ただそれも偶然といって良いものです。患者も痛みの状態もとても多様です。習いたての未熟な技術で良くなったのは偶然だったのかもしれません。
 その後に出会うたくさんの患者さんに接して初めて技術の難しさに愕然とするものです。それでも初めての患者さんに効果が出るというのはとても良い経験です。簡単には諦めなくなるし、良い動機付けになります。その技術が痛みに効果があると知るからです。
 しかし何度試みても上手くいかない、ほんのわずかの変化しか起こせないといった経験をしている人も多いのです。
 基本的に難しい技術だし、痛みは患者の性格や様々な身体・心理状態に影響を受けているものです。単純に未熟な技術だけで劇的な効果を生み出すと期待しない方が良いのです。
 でも折角受講したのだから、たとえ1回の受講だとしても少しでも何とかしたいと思うのが普通ですよね。受講生はもちろんそうだし、指導側も実はそうなのです。
 ではどうするか?
 技術は何度も様々な状況を経験して、異なった状況の中でも同じ結果を出すための熟練が必要なのです。だから時間がかかるのは当たり前。
 一方ベテランセラピストが長年の経験で蓄えてきた治療方略というものがあります。これは状況を見て、状況を変化させるにはどうするかという知恵です。大抵のやり手のベテランセラピストは熟練した徒手療法技術と共に豊富で多彩な治療方略を持っているものです。
 治療技術はすぐには真似できなくても、治療方略はすぐに真似のできるものも多いのです。
 ではなぜこれが講習会で伝えられないのか?それはこれまでこの治療方略にスポットライトが当てられることがなかったからです。徒手療法技術のみがスポットライトを浴びて、一見治療とは関係ないように見えるこれらの治療方略は無視され続けたのです。もったいないことです。実際にやり手ベテランセラピストの治療場面を見ると、その効果は必ずしも治療技術のみによって生まれているのではないことがわかります。
 CAMR(Contextual Approach for Medical Rehabilitation)では、この治療方略をシステム論の視点からスポットライトを当てて体系化しています。
 痛みが様々な要素の相互作用から生まれ、頑丈な(治りにくい)性質を持つことや、この痛みの頑丈な状態をいかにして崩していくかなどを学ぶことができます。実際にやることは誰にでもできる簡単なことです。でもこれが未熟な治療技術でも大きな効果を生み出すためには必要なのです。
 今回、ドイツよりマティアス・シュルツ氏を招いて「1回でも必ず効果の出るMTFT(Manual Therapy & Functional Training)講習会 腰痛編」を開きます。MTFT自体が治療方略を含めた徒手療法技術となっていますが、さらに今回はCAMRの治療方略の講義を受けることができます。治療技術と治療方略の初めてのコラボレーションとなります。
 初めての人から経験者まで必ず役に立ちます!ドンドンご参加下さい!!
詳細はCAMRホームページにて!  http://rehacamr.sakura.ne.jp/index.html