CAMRの書籍紹介

CAMR関係の本を紹介しています。




「PT・OTが現場ですぐに使える リハビリのコミュ力」

西尾幸敏著

2017年 金原出版 2,420円(税込み) 電子書籍もあります

初めての本。編集部から「売れる本にするには売れるタイトルをつけないといけない。読んだ印象はコミュニケーションのエピソードが多いので、コミュ力はどうだろう?」と提案された。「プロがそう言うんだから間違いないだろう」と承諾したが、思ったほど売れていない(^^;)

 内容は「現場ですぐに使えるシステム論のアプローチ」のつもりだったので僕にとっては不本意なタイトルではあったが、今思うと「そんなにシステム論のアプローチをまだ理解できていなかった頃に書かれたものであるなあ」と思う。まあ、この先もあまり理解できないのかもしれない(^^;)

 今読んでも未熟ながら様々なアイデアが詰まっていて、いつもこの本に立ち返ることになる。

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CAMR入門シリーズ① システム論の話をしましょう!

西尾幸敏著

2021年4月 Kindleの電子書籍 100円(税込み)

初の電子書籍。CAMRのフェースブック・ページに投稿された同名シリーズに加筆・修正されたもの。田上幸生氏が編集・紹介文・表紙などを担当。

 さて、記念すべきシリーズ第一弾は「システム論の話をしましょう!」です。システム論のアイデアは抜群に面白いのですが、いざ臨床応用しようとすると何をどうすればいいのかわからず路頭に迷うという経験をしたことがあります。
そんなある意味捉えどころのないようなシステム論ですが、本書では明確に臨床応用に結びつけられた分類が提案されています。なかなか興味深い提案だと思うのですが、みなさんはどう思われるでしょうか?(「この本の紹介」田上幸生より一部抜粋)

 

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CAMR入門シリーズ② 治療法略について考える

西尾幸敏著

2021年4月 Kindleの電子書籍 100円(税込み)

CAMRのフェースブック・ページに投稿された同名シリーズに加筆・修正されたもの。田上幸生氏が編集・紹介文・表紙などを担当。

 私たちリハビリのセラピストは、学校ではまるで機械を修理するように、「患者さんの運動能力を改善する」治療法略(治療の考え方)を学んできました。でも人の運動システムの作動は機械とはまったく異なるものです。人の体を機械のように考え、扱っても上手くいくこともありますが、そうはいかないことも多いのです。
 この本では、システム論の視点から人の運動システムの作動を明らかにし、それを基に臨床で使える治療法略を提案しています。
(「この本の紹介」田上幸生より一部抜粋)

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CAMR入門シリーズ③ 正しさ幻想をぶっ飛ばせ!運動と状況性

西尾幸敏著

2021年4月 Kindleの電子書籍 100円(税込み)

CAMRのフェースブック・ページに投稿された同名シリーズに加筆・修正されたもの。田上幸生氏が編集・紹介文・表紙などを担当。

 「正しさ幻想」は、盲信から始まります。他に選択肢がないとそれが唯一の答えであり、真実として扱わざるを得ないのです。  医療的リハビリテーションの世界でも、学校で教えられる運動システムや障害の理解の仕方、そして治療理論は一つです。だからそれは真実として考えざるを得なくなります。
 でも学校で教えられた理解の仕方や理論というのは、元々説明のアイデアに過ぎません。それが真実と思う必要はありません。今は選択肢がないから、それしか知らないから、「これが正しい」と思っているだけです。
 実は世の中には、ものの見方は一つではありません。学校で習うものの見方は要素還元論と呼ばれます。もう一つ、世界にはシステム論というものの見方があります。このシステム論の視点に立つと、これまで「障害に打ちひしがれた人」に見えていたのが「障害にまっすぐに立ち向かっている人」に見えたりします。見る視点が違うと、見え方だって変わってくるものです。
 だからこの本では、二つの視点を持つことを勧めています。(「この本について」の一部抜粋)

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CAMR入門シリーズ④ 正しい歩き方?俺のウォーキング

西尾幸敏著

2021年6月 Kindleの電子書籍 100円(税込み)

CAMRのフェースブック・ページに投稿された同名シリーズに加筆・修正されたもの。田上幸生氏が編集・紹介文・表紙などを担当。

 CAMRではお馴染みのアイデアですが、人の運動システムは運動の「形」を維持するシステムではありません。歩行などは良い例で、普通にアスファルトの上を歩いている時はいわゆる「正常歩行」に近い形で歩いていても、路面が凍結した場所では、少し腰を落として背中を丸めて小刻みに歩きます。あたかもパーキンソニズムでもあるかのように。
 要するに運動システムは「形」などはいかように変えてでも、安全・快適な移動という課題を達成するための「働き」を維持しているわけです。このような運動システムの作動の特徴こそが、「形」の奥に横たわる本質だと考えられます。(「編集後記」田上幸生より一部抜粋)



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CAMR入門シリーズ⑤リハビリの限界?セラピストは何をする人?

西尾幸敏著

2021年7月 Kindleの電子書籍 100円(税込み)

CAMRのフェースブック・ページに投稿された同名シリーズに加筆・修正されたもの。田上幸生氏が編集・紹介文・表紙などを担当。

 通常養成校で習うのは、要素還元論に基づく原因解決アプローチです。これも優れた方法論の一つではありますが、原因を特定できない場合や、原因はわかっても対処不能な場合などには無力になってしまいます。そんな時に他の方法論を知らなければ、行き詰まって問題解決を諦めてしまうか、ユートピアンとなって効果のほどもわからないまま漫然と同じプログラムを繰り返すことにもなりかねません。
 たった一つの方法論しか知らないセラピストと、二つの方法論を状況に応じて使い分けることが出来るセラピストがいるとしたら、あなたはプロのセラピストとしてどちらが好ましいと思いますか?あるいは、もしあなたがクライエントだったとしたら、どちらのセラピストに担当してもらいたいと思いますか?ぜひ考えてみてください。(「編集後記」田上幸生より一部抜粋)


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脳卒中片麻痺の運動システムにダイブせよ!-CAMR誕生の秘密

西尾幸敏・田上幸生著

2021年6月 Kindle電子書籍 100円(税込み) ペーパーバック版811円(税込み)

CAMRのフェースブック・ページに投稿された同名シリーズに加筆・修正されたもの。

 この本ではシステム論を基にしたCAMRの考え方を紹介しています。このCAMRは、「運動システムの視点に立つ」という独自の方法論を持っています。つまり運動システムにダイブ(飛び込む)して、運動システムの立場から人の運動システムの振る舞いを理解しようという視点です。難しそうに思われるかもしれませんが、実際にやってみるととても簡単です。
 今の仕事の内容ややり方、結果に満足していないなら、この本を通じてきっと新たな可能性を見つけられると確信しています。 (「はじめに」より一部抜粋)

 この「運動システムにダイブ!シリーズ」では、様々な障害の運動システムにダイブして、内部から運動システムの作動を観察してみようという意図があります。今はまだ脳卒中だけですが、失調症や脳性麻痺、パーキンソン病などの運動システムにダイブしてみようと計画しています。

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脳卒中あるある!-CAMRの流儀

西尾幸敏著

2021年11月 Kindle電子書籍 300円(税込み) ペーパーバック版937円(税込み)

 この本は、脳卒中の患者さんが質問してくる内容やセラピストが脳卒中患者さんを見たときに「あるある!」と感じる素朴な疑問を中心に展開されます。たとえば「なぜ麻痺側の手脚は硬くなるの?」、「どうしてまっすぐに座れないの?」、「どうして良い方の脚が出ないの?」、「分回し歩行は治さないといけないの?」といったことです。
 これらの疑問に対して、この本ではできるだけ二つの立場から答えます。一つは伝統的に学校で習う「要素還元論の立場」です。もう一つは現在の日本の学校では教えられていない「システム論」の立場です。
 このように説明すると多くの人が戸惑います。「二つの異なった立場があるの?」ということに。
 当然ですよね。学校で一つの立場の考え方、見方だけを教えられていると、それが真実であると信じてしまうものです。「それが真実!それが正解だから、それ以外の考え方は間違い」と簡単に信じてしまいます。まあ、他に選択肢がありませんし、権威あるはずの学校でそう教えられれば、そう信じてしまうのが自然です。(「はじめに」より一部抜粋)

 

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リハビリのシステム論-生活課題達成力の改善について 前編

西尾幸敏著

2022年11月 Kindle電子書籍 400円(税込み) ペーパーバック版1141円(税込み)

 この本は、著者の約30年間にわたるシステム論の研究と実践をまとめたものです。
 著者が初めてシステム論に出会ったときは、「面白そう!」と思ったものの臨床にどう利用すれば良いか全くわからない状態でした。ここから本を読んでは試行錯誤の日々が始まります。
 たまたまアメリカ留学の機会があり、現地で「課題主導型アプローチ」に接する機会がありましたが、腑に落ちるどころかますます混乱してしまいました・・・・そんな悪戦苦闘を繰り返して漸くCAMRは生まれたのです。

 前編では、学校で習う要素還元論と機械修理型治療方略の検討。また多くのセラピストが自然に到達する「素朴なシステム論」と多要素多部位同時治療方略とクライエント-セラピスト協働治療方略を紹介します。
 いずれの治療方略も特性と使い方に精通することで、臨床での成果を上げることができます。

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                        最新刊!

リハビリのシステム論-生活課題達成力の改善について 後編

西尾幸敏著

2022年11月 Kindle電子書籍 600円(税込み) ペーパーバック版1267円(税込み)

 この本は、著者の約30年間にわたるシステム論の研究と実践をまとめたものです。
 著者が初めてシステム論に出会ったときは、「面白そう!」と思ったものの臨床にどう利用すれば良いか全くわからない状態でした。ここから本を読んでは試行錯誤の日々が始まります。
 たまたまアメリカ留学の機会があり、現地で「課題主導型アプローチ」に接する機会がありましたが、腑に落ちるどころかますます混乱してしまいました・・・・そんな悪戦苦闘を繰り返して漸くCAMRは生まれたのです。

 後編では、「システム外部の科学的視点から作動を見るシステム論(ベルンシュタイン、生態心理学、動的システム論)」と「システム内部の視点から作動を見るシステム論」の2つのシステム論とそれらを基にした「課題達成治療方略」と「偽解決解消治療方略」の2つの治療方略を紹介します。
 こうして前・後編を通じて5つの治療方略を手に入れました。後編では5つの治療方略を組み合わせてアプローチする具体例も紹介しています。

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