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第1回 MTFT講習会のお知らせ 2017年1月28-29日(土日)

※昨年はIMT(統合マニュアルセラピー)講習会として行いましたが、痛みを取るだけでなく機能的改善までの治療方略を含めて学びたいという要望も多く、今年からこの形になりました。

 徒手療法は非常に優れた状況変化の技術です。その時その場で患者さんの痛みや柔軟性を変化させ、患者さんのより良い運動改善・機能改善へのきっかけになります。また痛みなどをその場で変化させることによって、患者さんとの信頼関係を築くきっかけにもなります。
 そのように良い状況変化を起こすきっかけではありますが、徒手療法だけでは一時的な変化に終わってしまうことも多いのです。だからこそ徒手療法という治療技術をどう活かすかという治療方略が重要になります。
 MTFTではマニュアルセラピーという治療技術と同時に、問題の発生を改善・予防するための機能的トレーニングを学ぶことができます。患者さんの問題毎に「マニュアルセラピー」と「機能的トレーニング」を学ぶことによって、痛みや可動域低下の問題を継続的に解決し、運動機能を改善することができるようになります。
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 「マニュアル・セラピー」と呼ばれる痛みや可動域を改善する徒手療法は世界中にたくさんの団体があります。その中でドイツの徒手療法を中心に世界中の様々な徒手療法の良いところを取り入れているのがMTFTです。更にMTFTは、徒手療法後にどのような治療を展開するかを新たに提案しています。
 というのも徒手療法のみでは痛みに対する効果が一時的な改善に終わってしまうことが少くありません。そこでMTFTでは、徒手療法によって痛みや柔軟性を改善した後、PNFなどの筋活性化のテクニックを組み合わせて徒手療法の効果がより継続するように工夫しています。つまり痛みや柔軟性を改善する治療技術と共にその効果を継続させるための治療方略の両方を兼ね備えています。
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講習会内容 第一回 「腰痛の改善と予防、運動機能の改善」
①腰椎の機能解剖と生体力学
②腰部の触診と腰椎の特異的診断と局所的問題に対するアプローチ
③障害連鎖の原因
※徒手療法が全く初めてでも大丈夫!解剖・触診からアプローチまでとてもわかりやすく説明いたします。

講師
MatthiasSchulte
理学療法士(ドイツ)理学修士、統合マニュアル・セラピーMediABC認定インストラクター、国際PNF協会認定アドバンスインストラクター、頭蓋下顎障害コースインストラクター
好きな日本食は「すし!焼き鳥!」、これまでに何度も来日している親日家です。
通訳・講師
勝浪省三
理学療法士(ごきげんリハビリクリニック)、国際PNF協会認定インストラクター、上田法国際インストラクター、マニュアル・セラピー;ドイツ筋骨格医学会認定インストラクター; Art & Science 代表(フェースブックで「セラピースクールA&S」と探してください。)
好きな日本食「すし!お好み焼き!」

下の写真は講師の二人、マティアスと勝浪さん。昨年のIMT講習会の様子です。講習会は和気あいあいと進みました(^^)

開催日 2017年1月28-29日(土日)
時 間 28日 9:00-17:00 29日 9:00-16:00
会 場 広島県福山市引野町南1-6-45 福山医療専門学校(旧朝日医療専門学校福山校)
会 費 35,000円
対 象 理学療法士・作業療法士
募集人員 30名
申し込み メールにて①氏名 ②職種 ③職場 ④懇親会への参加の有無を記入の上、西尾幸敏oyazin@outlook.jpまで御送付ください。

※徒手療法に関するあれこれ
②どこでどんな徒手療法を学べば良いのか?
 これは僕が徒手療法を学びたいと思ったときに大きな悩みでした。
 日本にもたくさんの徒手療法の団体があります。色々受けてみて感じたこと。
 ・インストラクター一人で30~50人の参加者を教える。(実技講習としてはあまり意味が無い。話だけでなかなか実技の指導をしてもらえないので現場に帰ってもなんの効果も出せない。→「やっぱりダメだ」と諦めてしまう。)
 ・デモンストレーションは凄いのだけど、こちらへの指導は漠然としてコツが掴めない。指導が場当たり的。(その気にはさせてくれるけれど、現場でいざやってみると疑問だらけ。→「やっぱりダメじゃん・・・」と諦めてしまう。)
 ・「この手技一つで色々効果がある」が前面に出てくるものはやっぱりちょっとな感じ。
 僕がこれまで良かったなと思ったものは、一人のインストラクターに受講者は最大15名(アドバンストなら最大8名くらい)。
 教授法がしっかり確立しているもの。「解剖→評価→手技→ポイントの強調」などとはっきりしている!
 そして自分の必要とする効果に適したもの。たとえば「脳性運動障害後の過緊張を何とかしたい→上田法」と明確なもの。(○○も□□にも効きます的なものはちょっと・・・)痛みならまず世界的に使われている有名なものの講習を受けると非常に参考になります。たくさんの人が参加して、様々な工夫と知識が持ち寄られて作られているからです。

※徒手療法に関するあれこれ①「患者さんが痛みを訴えたらどうしますか?」 セラピストA「痛くても動けるなら、まず運動療法!我々セラピストのやるべき第一のこと!」セラピストB「痛いといわれても困る・・・徒手療法とか知らないし・・・仕方ないのでなんとなく無視してしまいます。良くないとは思います。」セラピストC「痛みの改善も良いけど時間がね・・・20分ではのんびり徒手療法して痛みを改善して、運動療法までは無理。家族からもケアマネからも『歩け、歩け』言われるし、結果的に運動療法優先です!」 「うーん、本当は痛みを少しでも軽くして運動療法実施が良いのはわかっているのですがね・・・」 そんなあなたにはMTFT!MTFTは「Manual Therapy & Functional Training」の頭文字を略したものです。「痛みを改善したら、すぐに機能的なトレーニングにつなげる!」つまり痛みの改善も大事、機能的改善も。そして時間内に実施できることも大事なのです!

※徒手療法に関するあれこれ
③外国人の講師でも大丈夫?
 多くの方が、この点を心配されていますが、これまで講義・実習で不便だったことはありません。
 まず同時通訳が付きます。同時通訳の勝浪さんもマニュアルセラピーの資格者で、わかりやすく説明していただけます。
 講師のマティアスは気さくで、親日家です。和食、特に刺身は大好物です。
 また1日目の夜には懇親会があり、皆でお酒を飲みながらワイワイ話ができます。基本は英会話ですが、勝浪さんが適当に通訳してくれますし、もちろん少しでも話せるなら直接色々な話をされても良いです。是非参加されることを勧めます!